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Shinoa Blog

とっても古くて、とっても新しいアロマテラピの話ー~その2

本物と上質を求める大人のためのアロマテラピーサロン「アロマテラピー&リラクセーション Shinoa」のブログにお越しくださってありがとうございます。

 

昨日は、とても「古い」精油の話でした。

そう、精油は古来より医療や健康・美容の増進に大いに活用されてきたのです。

 

そして、今日は、「とても新しい」精油のお話です。

 

 

私たちは情報の多くを、視覚から得ていると言われます。

次いで、聴覚の割合が多いのだそうです。

 

私たちも、視覚と聴覚の重要性を認識しています。

学校や職場での健康診断では、視力検査や聴力検査が行われますから、異常があればすぐにお医者さんにかかることになりますし、必要とあれば、眼鏡や補聴器を使うことになります。

 

学校といえば、私たちは教育の場でも、美術や音楽のような教科において、「見ること」や「聞くこと」の方法を学びます。

 

学術的にも、視覚と聴覚にかかわる研究は長年積み重ねられてきました。

 

しかしながら、「嗅覚」に関しては、どうでしょうか。

 

「嗅ぐこと」については、その重要性が認められず、長らく軽視されてきました。

嗅覚については、動物的で、下等な感覚であるというにすら捉えられてきました。

 

私たちは、健康診断で嗅覚検査を受けることもないし、正しく嗅げているのかどうかも意識したことのない人が多いことでしょう。

 

 

しかし、近年、嗅覚研究にスポットが当たり初めると、「嗅覚」が、ヒトの生存に大きな影響力を持っているのではないかと思える事柄が次々に明らかになってきています

 

とりわけ、2014年に、米国で、57~85歳の3005人を対象として、嗅覚の異常と5年以内に死亡する割合を調べた結果は衝撃的なものでした。

嗅覚がなくなった人、嗅覚が鈍くなった人、嗅覚異常がない人、の3グループを比較すると、嗅覚が落ちるほど死亡率が高いという結果が出ていたのです(※)。

 

また、脳の五感の中で唯一脳にダイレクトに伝わるのが「嗅覚」であること。

香りの分子を嗅覚がキャッチすると、感情や本能をつかさどる「大脳辺縁系」や、自律神経系をつかさどる「視床下部」にその情報が伝わり、体温や睡眠、ホルモンの分泌、免疫機能などのバランスを整えるということもわかっています。

 

このような近年の匂いの研究の進展は、2004年のノーベル医学生理学賞が、米コロンビア大学のRichard Axel博士と米フレッド・ハッチンソンがん研究センターのLinda Buck博士に授与されたことがきっかけになったと言われています。

両博士のノーベル賞受賞理由は、匂いの受容体遺伝子の発見と嗅覚感覚の分子メカニズムの解明でした。

 

ここから、嗅覚というとりとめもないように思われていた分野が、研究の俎上に乗ったということです。

 

これまでほぼ手付かずであった嗅覚研究の分野は、最もホットな分野となり、次々に興味深い報告がなされているのです。

 

当教室では、そのような最新の動向を織り込みながら、科学的なアプローチを大切に「楽しい講座」を行っています。

 

 

私の大学での専攻は「国文学」。

卒論テーマは「源氏物語における『みやこ』論」です。

バリバリの文系人間です。

だからこそ、化学が苦手だった人にもわかりやすい表現でお伝えできていると思うのです。

 

しかし、わかりやすくても正しくなければ意味がありません。

アロマ基礎コースの化学分野は、有機化学が専門の大学教授に監修をお願いしています。

 

 

ちなみに、次回3/27の京都御所南教室アロマレッスンでは、お花のリードディフューザーを作ります。

前半の座学では、「おもしろすぎる嗅覚の秘密」を実施する予定です 😀 

 

アロマテラピーは、古いけど、新しい!

どんどんと新しいことが分かってきている、実に面白い分野なのです。

 

ぜひ、ご一緒にワクワク楽しいアロマテラピーの世界へ!