ストレスは避けるべきものでなく、力に変えていけるもの!
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今、とても面白い本を読んでいます!
「スタンフォードのストレスを力に変える教科書」ケリー・マクゴニガル著
スタンフォード大学の人気講義から生まれたというこの本は、様々な実験データを「これでもか」、と示しつつ、まったく新しい「ストレス」についての学説を展開します。
過度なストレスは、自律神経系、内分泌系、免疫系の機能を低下させ、その機能低下は、各系が正常に働いていれば抑制できた身体症状を引き起こし、やがて病気に至ると私たちの多くは信じています。
なので、ストレスは恐ろしく、できるだけ回避すべきものだと思い込んでいます。
しかし、本書は、「ストレスは悪いもの」という思い込みをなくせば、身体の反応が変わるというのです。
つまり健康に害を及ぼすのは、ストレス自体でなく、ストレスに関するネガティブな思い込みだというのです。
ストレスが役に立つことを知ると、身体の反応が変わり、不安に取って代わって力や自信や勇気が湧き、行動が変わります。
私たちがストレスの悪影響だと思っていることの多くは、ストレスを避けようとすることで起こることだと言います。
最もストレスを避けるべきだと思われる妊娠中。
本書では、妊娠中に大きなストレスを受けた女性から生まれた赤ちゃんの脳の発達が優れ、ストレスに対する体のレジリエンスが強いことに言及されています。
私は、ストレスによって起こる不快な体の反応、例えば、「呼吸が苦しくなる」「冷や汗をかく」「顔が紅潮する、もしくは血の気が引く」、「叫びたくなる」といったことをとても恐れています。
しかし、それも本書によると、「あなたがストレスにうまく対処できるように体と脳が助けてくれているしるし」なのです。
ストレスと無縁で暮らせる人はまずいません。
様々なストレスをプラスのチカラに変えて生きていけるのは、必ずしも「強い人」の特権でないことを教えてくれる本です。