母の日を泣いて迎える人を忘れてはならない
本物と上質を求める大人のためのアロマテラピーサロン「アロマテラピー&リラクセーション shinoa」の出野です。
今日もブログへのご訪問ありがとうございます。
明日は、母の日ですね。
お母さんを囲んで楽しいおうち時間を過ごされるお家も多いことでしょう。
しかしながら、今朝の新聞で、悲痛な気持ちで親御様と永遠の別れをされた方々が多数おられたことを知りました。
神戸の高齢者施設では、入所者と職員の計133人が感染し、25人が亡くなったということです。
病床のひっ迫のため、殆どの患者は入院することができず、施設内で治療を受けていたそうです。
また、大阪府の施設では、40人の感染者のうち、入院できたのは10人。
亡くなった方の半数以上にあたる8人は入院先が決まらず、待機中だったそう。
厳しい戦争の時代を生き抜き、戦後の繁栄を築いてくださった年齢の方々が、高度に医療の発達した現代に、十分な治療を受けることなく亡くなるなんてあっていいことではありません。
また、親御様と会えないまま、入院させることもかなわぬまま、今生の別れをせざるを得なかった、この方々の娘・息子さんたちの、悲しみと悔しさ、もって行き場のない憤り。
この方々が、どんなつらい気持ちで、明日の母の日を迎えられるかと思うと胸つぶれる思いがします。
そして、自身もまさに感染の恐怖にさらされ、まさに命がけで介護、看護、時には看取りをされる施設のスタッフの方々。
もはや受け入れの余地の無いほどに患者のあふれかえった病院で奮闘される医療従事者の方々。
その筆舌に尽くしがたいご苦労と尊い働きに深い感謝と敬意の気持ちがわいてきます。
私たちは、今、「自粛疲れ」などと、のんびりしたことを言っている場合ではないと思います。
私たちは、感染者や死者の「数」に慣れっこになってしまっているのかもしれません。
一人ひとりの苦しみや悲しみに思いを馳せ、自分事ととしてもう一度とらえなおす必要はあるのではないかと感じます。
新聞やテレビ、ネットニュースも、影響を受けて困窮するお店のニュースだけでなく、そういった情報もぜひ取り上げて欲しいと思います。
このつらい時代はいつか必ず終わる日が来るはずです。
その日を迎えるまで、ぎりぎりの現場で医療や介護を担ってくださっている方々を思い、私たちは決して甘えることなく自分にできる最大限の感染予防策をして生活することしかないのではないでしょうか。