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Shinoa Blog

お香は火が消えてから本当の仕事をしている~松栄堂「香りの文化史」講座より

本物と上質を求める大人のためのアロマテラピーサロン「アロマテラピー&リラクセーション Shinoa」のブログにお越しいただきありがとうございます。

 

1~3月期にNHK文化センターで開講されている、松栄堂社長 畑正高氏による「香りの文化史」講座を受講しています。

 

松栄堂さんは、宝永2年創業、300年の歴史を持つ老舗のお香屋さん。

当サロンから二条通を西に、烏丸通まで歩くと、松栄堂さんが設立された香り文化の発信拠点である「薫習館」があり、私も何度か訪問させていただいています。

 

このように松栄堂さんは、香り文化の発信に力を入れておられ、今回も社長さん自ら熱のこもったお話をしてくださいました。

 

今では手に入れることの難しくなった麝香が入っているがゆえに市販されていない希少なお香を実際に焚いてくださって、その香りの中でお話を伺えました。

贅沢です!

 

香木のこと、日本における香の歴史、古典文学作品中での香りの表現など、大学時代に国文学を専攻していた私には、関心のある話ばかりでした。

 

印象に残ったことを必とだけご紹介します。


お香は、火が消えてからの「残り香」が本当の仕事をしている。

外から来た人や帰って来た人が、残り香に異界を感じるのだ。


 

火をつける前の香り、

火が付いているときの香り、

そして残り香。

 

それぞれ異なった香りを楽しむことができますが、そこはかとなく漂う残り香がもっとも趣があるように感じます。

 

学んだ内容は、3月14日実施のアロマレッスン、

「御所南より春だより 置き香と香りストラップ」

に生かしたいと思います!