健康情報の見分け方~ヘルスリテラシーを高めよう
本物と上質を求める大人のためのアロマテラピーサロン「アロマテラピー&リラクセーション Shinoa」のブログにお越しいただきありがとうございます。
新型コロナウイルス対策で「ポビドンヨード」成分を含むうがい薬の使用が効果的であるという話が全国に広まり、品切れが相次ぐということが起こりました。
不安を抱く人々の中で、まだ根拠のしっかりしていないこういったうわさは科学的であるかのような仮面をつけて一気に駆け巡ります。
先日、本ブログで
「アロマテラピーの効果効能について~科学的態度で考えるには?」
という記事を書きました。
アロマテラピーを含む代替医療の世界では、疑似科学、似非科学が横行しています。
必ずしも悪意のあるものだけでなく、長い歴史の中で根拠のない、あるいは誤って効果効能が伝えられていることもあります。
私たちは溢れる健康情報の真偽をどのように見分ければいいのでしょう。
そのヒントを、聖路加国際大学大学院の中山和弘教授がわかりやすく書いておられました。
ポイントは、「か・ち・も・な・い」だそうです!
か:書いた人は誰ですか(信頼できる専門家ですか)
ち:違う情報と比べましたか(他の情報と矛盾はありませんか)
も:元ネタは何ですか(根拠データがありますか)
な:何のために書かれていますか(お金儲けが目的の情報ではありませんか)
い:いつの情報ですか(今も変わりありませんか)
参考.2020年7月7日朝日新聞
自らの健康にかかわる情報を集めて行動の選択肢を作り、適切に選び、予防や治療に役立てる能力を「ヘルスリテラシー」というのだそう。
このようなリテラシーを高めることは、これから一層大切になっていくように思います。
アロマテラピー基礎コース(アロマ検定対応)ではこういう視点も盛り込んで講座を進めていきます。