母の描いた絵と北野サロン
本物と上質を求める大人のためのアロマテラピーサロン「アロマテラピー&リラクセーション Shinoa」のブログへのご訪問ありがとうございます。
3月にオープンした第2サロンとしての北野サロン。
昨年引っ越した自宅の2階です。
こちらの壁に、亡き母の描いた絵を飾りました。
紫陽花は母が一頃好んで描いた題材です。
少し季節を先どって掛けてみました。
絵はとてもたくさんあるので、季節に応じて変えていくつもりです。
母は、50歳になったころから、三条河原町の朝日カルチャーセンターでデッサンを学びました。
57歳で定年を前に早期退職したころからは、洋画と書道と執筆に打ち込みました。
自宅と滋賀県マキノにアトリエを構え、洋画はとりわけ熱心に描いていました。
しかしながら、思うように成果が出せず、コンテストに出しては落選して意気消沈していました。
絵に関心のなかった私は、「どう?」と感想を聞く母に気の利いたコメントをした覚えもありません。
あの頃の母の年代になり、今、やっとじっくりと母の絵を眺めています。
絵には一筆一筆、確かに描いていた母の筆跡が残ります。
もう一度、母に会いたいなと思います。
今なら、母の気持ちに寄り添えたはずです。
が、悲しいかな生前の母と私の間には、常に変わらない齢の差が横たわっていました。
これから、母の絵とともに様々な季節を過ごしていきます。