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Shinoa Blog

滋賀県マキノ産レモンバームのフローラルウォーターできました!

本物と上質を求める大人のためのアロマテラピーサロン「アロマテラピー&リラクセーションShinoa」出野です。今日もブログへのご訪問ありがとうございます。

 

滋賀県高島市マキノで、ハーブガーデン計画中。

 

このたび、畑のレモンバームを水蒸気蒸留、フローラルウォーター(芳香蒸留水)が採れました!

 

 

 

フローラルウォーターは、水蒸気蒸留法で精油を抽出する際に得られるウォーターで、水溶性芳香成分を含んでいます。

 

レモンバームは名前の通り、葉をこすると爽やかなレモン様の香りがする多年草です。

繁殖力の旺盛なハーブですが、採油率は極めて少なく、精油はとても高価です。

 

そのため、しばしばフローラルウォーターが精油の代わりに使われてきました。

精油と同様、鎮静効果や全身の強壮作用があると信じられ、ストレスや不安状態、消化器の不調に用いられてきました。

婦人科系のトラブル、PMS(月経前症候群)、生理痛、頭痛、つわりにも有効だとされています。

 

化粧水としては、皮膚洗浄剤として肌荒れ、発疹、湿疹、加齢肌にも用いられてきました。

 

11世紀、アラビアのイブン・シーナは『医学典範』で「レモンバームは心を明るくし、陽気にさせ、生気を強める」と記しました。

また、16世紀の医師で錬金術師のパラケルススは「神経の失調からくるすべての障害に効いて、人を元気づける」と評価しました。

 

水蒸気蒸留をしてくださったのは、京都市山科区の蒸留工房「凛」さんです。

上質の精油やフローラルウォーターを作れる精密な装置を設置されています。

 

 

これからも凛さんとご一緒させていただき、様々な植物の蒸留を行い、その成分分析を進めていくつもりです!

 

参考『サイエンスの目で見る ハーブウォーターの世界』井上重治著