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Shinoa Blog

「嗅ぐ」という脳トレ

本物と上質を求める大人のためのアロマテラピーサロン「アロマテラピー&リラクセーション Shinoa」のブログにお越しくださってありがとうございます。

 

日本の製薬大手エーザイと米バイオジェンが共同開発したアルツハイマー病の新しい治療薬「レカネマブ(商品名レケンビ)」について、厚生労働省の専門家部会が、国内での製造販売承認を了承したというニュースが報じられました。

今後、厚労相が正式承認すれば認知症の原因物質を除去する初めての治療薬となります。

 

対象は早期のアルツハイマー病に限定されていることをはじめ、課題はまだたくさんあるということですが、まずは大事な第一歩といえるのだと思います。

私も自分の認知機能には大いに不安を感じるので、早く認知症を予防、治療できるようになってほしいものです。

 

 

さて、認知症と嗅覚の鈍麻には相関関係があることがわかってきています。

そこで、アロマテラピーを認知機能の改善に役立てられないかという試みも行われています。

 

 

たとえば、高度アルツハイマー病65例を含む、高齢者77例を対象として行われた実験。

アロマテラピーを実施した期間中は、朝にローズマリー・カンファーとレモン精油、夜にラベンダーとオレンジ・スイート精油をディフューザーで散布した結果、記憶力に有意な改善がみられました。

「高度アルツハイマー病患者に対するアロマセラピーの有用性.神保太樹、浦上克哉.日本アロマセラピー学会誌7(1), 43-48, 2008」

 

また、レモングラス精油を嗅ぐことで認知症患者の前頭葉の血流がアップし、能動的な行動が増えたという塩田清二氏(星薬科大学教授)の報告もあります。

 

 

認知症は、神経細胞を壊す異常なたんぱく質「アミロイドベータ(Aβ)」が脳内にたまり、神経細胞が徐々に死滅して思考や記憶の機能が損なわれると考えられており、レカネマブはこれを取り除くことを狙うものです。

この「アミロイドベータ(Aβ)」は40代から徐々に蓄積していくと言われます。

 

現代人の生活では嗅覚を働かせること少なくなっているのではないでしょうか。

日常生活の中で、意識的に「嗅ぐ」ということが、脳トレになるように思います。

 

 

当教室で開講する

「アロマ基礎コース(アロマ検定対応)」

では、30種類の香りを嗅ぎ、用途に応じてブレンドするなどして使いこなせるようになります。

 

 

アロマテラピーは、我慢も努力も要らない快適で効果的な健康法。

ご自身やご家族の健康に取り入れてみませんか?

 

私も頑張ってクンクンと嗅いでいます 😉