雑草に勝てるはずがない(2)なぜ乾燥に強いのか?の秘密
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滋賀県高島市マキノにて、ハーブガーデン計画進行中です。
春以降は、猛々しい雑草との闘いでもあります。
今日は「雑草に勝てるはずがない」の第2弾です。
大事に育てている花は、水を切らすとあっという間にしおれてしまいます。
なのに、雑草は、からっからに乾燥した土地で平気そうな顔で青々しています。
いったいどうしてなんでしょうか?
たとえば、このエノコログサ。
乾燥に強い秘密は、エノコログサの持つ、特別な光合成システムによるものなのです 😮
エノコログサは、「C3回路」と呼ばれる通常の光合成システムとは別に「C4回路」と呼ばれる効率的な回路を持っています。
光合成では、光をエネルギーとして、二酸化炭素と水を材料に糖を作り出します。
「C4回路」は材料となる二酸化炭素を濃縮して一気にC3回路に流しこみます。
要するにC4回路では、材料を効率よく送り込めるので光合成の生産性を上げることができます。
さらに、二酸化炭素を取り込むために葉の気孔を拓く回数が少なくて済むので、葉からの水蒸気の蒸散を減らすこともできます。
「C4」回路は乾燥に強い、より進化した光合成システムです。
それをこの道端のエノコログサが備えているのです!
水を切らすと枯れてしまい、水をやりすぎると枯れてしまう園芸植物は、人間がせっせをお世話をすること前提に生きているんですね・・・。
いやはや、雑草に勝てるはずがない💦
とはいえ、あきらめるわけにもいきません。
かなわない闘いだとわかりつつ、私は草を抜き続けます 😆
参考.『雑草の不思議』稲垣栄洋著
★「雑草に勝てるはずがない(1)抜いても抜いても生えてくる秘密」の記事はこちらから