森林浴もデジタル技術で可能に!?
森林浴もデジタル技術で可能に!?
本物と上質を求める大人のためのアロマテラピーサロン「アロマテラピー&リラクセーション Shinoa」のブログにお越しいただきありがとうございます。
先日の読売新聞に大変興味深い記事が載っていました。
会議室などで「デジタル森林浴」ができるサービスがあるのだそうです!
会議室の天井や壁に、北海道の森の映像が投影され、木の香り成分が漂い、視覚と聴覚、嗅覚から森林を疑似体験できるのだといいます。
森林浴の効果を研究する森林総合科学研究所の測定によると、デジタル森林浴においても、副交感神経が活性化し、心拍数が下がり、リラックスしていることがわかったのだそう。
さらに、心理テストでも、「怒り」「不安」「混乱」などの評価値が下がっていたといいます。
最近では、病院や高齢者施設から導入の相談が相次いでいるそうです。
確かに、コロナ禍で、なかなか出かけることのできない高齢者の方には大変喜ばれそうですし、健康増進に役立ちそうです。
それにしても!
私が気になるのは、嗅覚からも森林を疑似体験とある、この「木の香り成分」です。
気になってあれこれと検索してみましたが、わからずじまいでした😅
北海道の森林ということなので、思い浮かぶのはトドマツ。
私なら、森の爽やかさを演出するのにサイプレスも加えたいかな。
それから、ほんの少し、クラリセージで青さを、ベチバーで湿った土の感じを出すのもいいかもしれません。
自然と対極にあるようなデジタル技術で、自然を疑似体験する。
何だか皮肉なようですが、やはり人は自然を求めているということなのですね。
人間にとって原始的な感覚である嗅覚は、「古い脳」に働きかけて、生理機能を調整することがわかっています。
精油を手に目を閉じて香りを嗅げば、森林にも、お花畑にも、南国の楽園にも行けそうです。
<参考>2022年10月14日 読売新聞「なるほど科学&医療」