黒胡椒が精油になる!そしてその思いがけない効果とは
本物と上質を求める大人のためのアロマテラピーサロン「アロマテラピー&リラクセーション Shinoa」のブログにお越しくださってありがとうございます。
今日は、春の到来を思わせる暖かさです。
御池通は、コートを手にして歩く人も。
さて、先日、司モダンバレエ教室さんにお創りしたオリジナルの香り。
花園で過ごす昼下がりのようなリラックスブレンドですが、ブラックペッパー精油が入っていることに驚かれました。
そうですよね。
サロンでも、
「黒胡椒が精油になるの!?」
と驚かれるお客様がよくいらっしゃいます。
黒コショウを水蒸気蒸留して得られるブラックペッパー精油。
アロマテラピー検定公式テキストにも取り上げられる、実はポピュラーな精油なんです。
南国で採れる胡椒は、お肉を食べるヨーロッパでは、味付けだけでなく保存料としても欠かせないスパイスでした。
黒コショウは、中世ヨーロッパでは、金と同等の価値があったといいます。
大航海時代の始まりは、希少で高価な黒コショウを得るためだったのだという説もあるそうです。
この、ブラックペッパー精油ですが、香り作りの時に、甘めのブレンドに少し加えると香りが締まります。
スイートオレンジ+ベンゾイン+ブラックペッパーのブレンドなんかは、寒いときに超おススメ💛
私が通っている調香教室の先生は、
「甘い香りには、肌着を一枚重ねたような効果がある」
といわれます 😉
そんなブラックペッパー精油ですが、なんと、嚥下機能を高める驚きの効果も報告されています!
脳卒中後の高齢者105人を対象に、毎食前に1分間、ブラックペッパー精油の香り刺激を与えたところ、一か月後には
◆一分間の嚥下回数 0.4回 → 3.7回
◆嚥下が開始されるまでの時間 17.4秒 → 4.4秒
に変化した。
<『アロマテラピー検定公式テキスト』日本アロマ環境協会 発行 より>
香りは、古い脳といわれる大脳辺縁系にダイレクトに伝わり本能や情動に作用することが分かっています。
スパイスの香り、食べ物を体が受け入れやすくすることに寄与するんですね!
いい香りを嗅ぐだけでOK!
アロマテラピーは、努力も我慢も要らない快適な健康法です。
ぜひ、毎日の生活に取り入れてみてください。
当教室のアロマテラピー基礎コースや、アロマレッスンでは、楽しく効果的なアロマテラピー活用方法を学べます!