とっても古くて、とっても新しいアロマテラピの話ー~その1
本物と上質を求める大人のためのアロマテラピーサロン「アロマテラピー&リラクセーション Shinoa」のブログにお越しくださってありがとうございます。
一昨日、共同Twitterキャンペーンをしている司モダンバレエの先生とランチ。
その際に、アロマテラピーの歴史は精油の製造方法が一定確立してからでも1000年以上経つのだという話をすると、とても興味をもってくださいました。
アロマテラピーを学びに来られる生徒さんも、
「アロマテラピーって新しいものだと思ってました!」
とおっしゃることがしばしばあります。
そうなんですよ!
精油は、とても古くから活用されてきたのです。
そして同時にとても新しいとも言えるのです。
まずは、今日は、「とても古い」アロマテラピーのお話です。
身近な植物を薬草として食べたり、飲んだり、香りを嗅いだりして、病気や傷を癒す「植物療法」は、人類の誕生以来、どの民族においてもなされていたことだと考えられています。
。
勿論、植物は、薬としてだけでなく、食べ物として、衣類として、建材などとしても不可欠です。
人類の歴史は植物利用の歴史といえます。
植物療法は体系化され、現代医学の礎となったわけですが、中でも「匂い」に着目したのがアロマテラピーです。
「植物から、薬効のある成分をギュッと凝縮して取り出したい」という切実な願いは、今から1000年以上前のアラビアで「水蒸気蒸留法」の確立につながりました。
この水蒸気蒸留法ですが、原材料植物に水蒸気を当てます。
原材料植物の中の香り成分が、水蒸気に抱っこされるようにして気体になるので、これを管に集めます。
その管を冷却すると、水蒸気は冷やされて液体(水)になり、水に溶け切れない香り成分が水の上に浮かびます。
これが精油ということになります。
<京都府京北 「杉の精」さんの工房 フラスコ内で二層になっている上層部分が精油>
この方法、実はとても画期的なのです 😮
というのも、例えば、ラベンダーに含まれる主要成分の一つ「酢酸リナリル」の沸点は220℃です。
水が存在しない状態では、220℃にならないと気化しない酢酸リナリルを、水蒸気蒸留なら水の沸点より低い99.6℃で蒸発させることができるということです。
<大分 「香りの博物館」展示の古い蒸留装置>
現代は医学が発展し、また様々な健康情報も溢れています。
しかし多くの健康情報はブームのように盛り上がり、比較的早く忘れ去られることも多いのではないでしょうか。
1000年以上、廃れることなく脈々と伝えられてきた健康法であるということは「効く」ことの証であるかと思います。
また、長い歴史があるということは、表現は良くないですが、ある意味「人体実験済」?ということであるとも言えるでしょう。
コロナ禍は思いのほか長引いてしまいました。
閉塞感とストレスも募ります。
こんなときこそ、人類の英知を凝縮したアロマテラピーで体と心を整えませんか?
アロマテラピートリートメントで、硬くなった心身をほぐし、至福のリラックスを!
アロマテラピーの講座で、アロマテラピーの正しく楽しい学びを!
Shinoaで体験してみてください 😉
明日は、第2弾!
とても「新しいアロマテラピー」のお話です 😉
参考:『「香り」の化学』 平山令明著 講談社BLUE BACKS