日本の「かおり風景100選」をご存じですか?
本物と上質を求める大人のためのアロマテラピーサロン「アロマテラピー&リラクセーションShinoa」のブログにようこそお越しくださいました。
「かおり風景100選」をご存じですか?
環境省は、「豊かなかおりとその源となる自然や文化・生活を一体として将来に残し、伝えていくため」に、香りのある風景を募集し、「かおり風景100選」として選定しました。
100選には、花や樹木、潮風、温泉、みかん・カボス・りんご等の果物などの自然の香りのほか、にかわ、墨、線香、茶、塩、わかめづくりなどの伝統工芸や地方の特産などに関わるもの、香りを育む街並みに関わるものなど幅広く含まれています。
京都市からは、「祇園界隈のおしろいとびん付け油のかおり」「伏見の酒蔵」「東西両本願寺仏具店界隈」、京都府宇治市からは「宇治平等院表参道茶のかおり」が選出されています。
滋賀県大津市からは「比叡山延暦寺の杉と香」、滋賀県信楽町からは「古窯信楽の登り窯」。
自分の住む地域の「香り」を意識してみる、あるいは旅行等に行く際に、訪れる町の「香り」に着目するのも楽しいのではないでしょうか。
ちなみに、私は、「香りの島」と呼ばれる淡路島を訪れたいと思っています。
日本書記には、推古天皇の時代、香木が淡路島に流れ着いたと記載されています。
島人がそれを燃やしたところ素晴らしい香りが立ち上り、驚いた島人が朝廷にこの木を献上したとのこと。
今も淡路島ではお線香作りが盛んで、全国生産の約70%のシェアを占めているそう。
「香りの館パルシェ」という施設もあり、ハーブ摘み取りやアロマ体験、お風呂等が楽しめます。
現在、準備中の「和アロマコース」にはそんな日本国土の香りにまつわるお話も乗り込んでいます。
新コースは来年から開始の予定ですので、どうぞご期待くださいね。
<日々の暮らしから>
インドネシアの女の子Nちゃんから、写真と手紙が届きました。
公益財団法人 プランインターナショナルジャパンでNちゃんのスポンサーペアレントをしているのです。
毎月定額の寄付をすることで、途上国の子を支援するプログラム。
就職して間もなく始めたので、もう40年近く続いています。
最初はコロンビアの男の子、次にフィリピンの女の子、スリランカの女の子。そして現在のNちゃんが4人目のチャイルドです。
プランインターナショナルでは、対象地域の子どもたちや大人たちの健康や教育も支援しています。
途上国では、特に女の子の権利や安全が守られなかったり、健康へのサポートが十分になされないことがよくあります。
彼女とは手紙や写真のやりとりをしていますが、先日は、子どもを暴力や危険から守るためのプロジェクトに参加して、自らを大切にすることを学んだと教えてくれました。
手紙が届くたびに、彼女の成長が手に取るようにわかります。
途上国の子供たちの多くは過酷な状況の中で生活しています。
世の中には自分のコミュニティ以外の世界があり、その中には日本という国があり、その日本の中で自分を気遣っている人間がいることが彼女の励みになるといいなと思います。
私自身も、自分の小さな仕事がこういう形で世の中の誰かに役立っていることを嬉しく思います。