ハンドジェル作りにふさわしいアルコール濃度は?
今日も、本物と上質を求める大人のためのアロマテラピーサロン「アロマテラピー&リラクセーションShinoa」のブログにお越しくださいましてありがとうございます。
当サロンで人気のアルコールハンドジェル作り。
抗菌、抗ウィルス作用のあるといわれる精油もプラス。
使うたびに爽やかな香りに気分もリフレッシュできます。
作成にあたって、よく聞かれるのが、
「アルコール(エタノール)の濃度はどのくらいがいいか」
ということ。
エタノールの殺菌効果は、重量比40%あたりから急激に現れ、70%程度で最大の効果を示すとされています(濃度が高いほどに効果があるということではないのです)。
ただ、エタノールを頻繁に使うことで、肌の角層からの水分の蒸散を促進してバリア機能を失わせることになり、手荒れの原因ともなりがちです。
手荒れは、不快で辛いだけでなく、荒れた皮膚が細菌の増殖の場にもなり得るといいます。
エタノールは、確かに、一般の細菌にとって、70w/w%(消毒用エタノール濃度の76.9~81.4vol%にほぼ等しい)において最も効果が高いのですが、コロナウィルスのようなエンベロープを持つウィルスに対しては、50vol%程度でも効果があるとのことです。
ついては、受講者様の用途やお肌の特徴などを伺いながら、「ウィルスに対する効果」と、「できるだけ手荒れを防ぐ」という二つのバランスを勘案して、濃度を決めて作成しています。
また、保湿成分や精油を加えますので、より快適に使用していただけると思います 😉
新型コロナウィルス感染拡大防止のため、4月末まで新規ご予約受付を中止しています。
お家籠りしながら作成してみたいとおっしゃる方には、材料と作り方のレジメをご購入いただくことも可能ですので、ご相談ください。
参考:「花王ハイジーンソルーション」 No.8
ヨシダ製薬「Y’s Square」