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Shinoa Blog

光明皇后ゆかりのお風呂に行ってきました!奈良平城京散歩

本物と上質を求める大人のためのアロマテラピーサロン「アロマテラピー&リラクセーション Shinoa」のブログにお越しくださってありがとうございます。

 

11月30日(日)実施の京都御所南アロマレッスンのテーマは、「藤袴の和漢入浴剤と美肌化粧水」です。

現在、鋭意、レジメを作成中。

 

薬草や香薬を使った入浴法は、古くから健康法として活用されてきたことがわかっています。

 

 

例えば、光明皇后の薬草湯。

光明皇后は、奈良時代の聖武天皇のお妃だった方です。

光明皇后は、福祉事業に力を入れ、悲田院(貧しい人への施しをする施設)や施薬院(医療施設)を設けるなどしました。

また、寺院にお風呂の施設を設けて、そこで現在の蒸し風呂形式やサウナのような装置を作って一般の人にも利用可能としていたそう。

 

奈良の法華寺内には、光明皇后の発願により建てられたとされる「浴室」が今も残っています。

仏教に深く帰依していた光明皇后自らが、千人の病人の垢を流したと言いつたえられています。

 

この「法華寺」。

奈良やし・・・

行こ思たら行けるやん・・・

と思い立って、行ってきました!!!

 

外国人が溢れかえる京都駅から近鉄線に乗り、大和西大寺駅で下車。

そこから徒歩20分くらいでしょうか。

 

法華寺の門です。

 

拝観料700円。

受付では、親切かつ丁寧に拝観ポイントを説明してくださいます。

 

紅葉の美しい境内は静謐な空間です。

 

国宝級の宝物の多々ある素晴らしい寺院ですが、今回の目的はこちら。

「浴室」という看板の掲げられたからふろ。

 

隣接する井戸

 


「からふろ」とは今でいうサウナのこと。

現在の建物は明和3年(1766)に再建されました。内部には竈(かまど)や風呂屋形(やかた)があり、薬草を用いて蒸し風呂を焚くようになっています。

昭和初期まで夏と冬に使われていました。
からふろは、掛け湯や取り湯形式ではなく蒸し風呂形式であること、また尼僧ではなく庶民のための風呂であったことの2点で、他の寺院の風呂とは大きく異なります。

古代寺院の風呂は僧侶が沐浴潔斎する為に使用されていました。

しかし、からふろは「我自ら千人の垢を去らん」という光明皇后のご発願に由来し、庶民に開かれた福祉施設の原点ともいえるものでした。<法華寺公式サイトより>


 

この蒸し風呂では、窯に水とともに様々な薬草・香薬を加えていたといいます。

 

光明皇后が拠り所とした仏教経典には、「呪薬洗浴の法」という、病気にならないための入浴法が記載されています。

そこには、使用する薬草・香薬として、32種類が掲載されているそうです。

香り高い蒸し風呂に入ると、何だか寿命が延びそうな気がしますね。

 

さて、来週、当サロンで開催する「京都御所南アロマレッスン」は

<11月30日(日)>藤袴の和漢入浴剤と美肌化粧水

 

絶滅寸前種の京都自生「藤袴」の保全活動をされている「源氏藤袴会」さんにお譲りいただく希少な藤袴。

 

そこに生薬やハーブをブレンドして入浴剤を作り、さらに湯上りに使えるローションを作ります。

 

私も実際に、この藤袴の薬草湯に入っていますが、自分自身がとても気に入っています!

素晴らしい香りはもちろん、じんわりと温まります。

 

ぜひ、この機会に貴重な材料で作る入浴剤、作りに来てくださいね。

 

 

 

初めての方、お1人での参加、大歓迎!

お申し込みをお待ちしております。

 


◆いずれも午前クラス(11:00~12:30)、午後クラス(14:00~15:30)の2クラス開講

◆各クラス先着8名様

◆参加費3,500円(材料費込)

◆お申し込みは、「ご予約・お問合せ」フォームよりお願いします。

最近、メールが届かないケースが散見されます。24時間以内に返信が無い場合には、お手数ですが、ショートメールかお電話ください(090-2048-2813)。