正倉院所蔵「蘭奢待」の香りが嗅げるチャンスです!
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「蘭奢待(らんじゃたい)」ご存じでしょうか?
「蘭奢待」は、香木で、正倉院の宝物のひとつ。
「蘭奢待」の字の中には、「東大寺」の字が隠されています。
長さ156.0cm、重さ11.kg。
ジンチョウゲ科アクイラリア属の木の切り株などに長い時間をかけて樹脂や精油が沈着してできた「沈香」です。
<大分香りの博物館展示の「蘭奢待」レプリカ>
名香である「沈香」のなかでも、正倉院の蘭奢待はとくに名香とされ、織田信長や足利義満・義政などの時の為政者が、天皇に許可のもと、一部を切り取っています。
このたび、香料会社が、この蘭奢待の脱落片を使用し、成分分析などを行い、調香師の協力のもと、初めてその香りが再現したというのです。
大阪歴史博物館で6月14日~8月24日に開催される特別展「正倉院 THE SHOW—感じる。いま、ここにある奇跡—」にて、この香りを嗅ぐことができるそうです!
数年前の正倉院展で蘭奢待が展示されていたようですが、香りを嗅ぐことはできなかったはず。
この機会に、ぜひ、織田信長らか愛でた香りを体験しようと、今から、ワクワクです。
当教室の「アロマ基礎コース(アロマ検定対応)」の講座でも登場する名香。
ご関心をお持ちの方は、ぜひこの機会に嗅ぎに行きましょう😊
<公式サイトより抜粋>
世界的に稀少な品々が約1300年の時を経てなお良好な状態で伝えられている正倉院とその宝物の奇跡を、これまでとは異なる新しいアプローチで「感じる」「楽しむ」展示イベント「正倉院 THE SHOW」が、宮内庁正倉院事務所監修のもと、大阪・関西万博を機にスタートします。
今なお色あせることなく、輝きを放つ宝物--それは時代を超え、人の心と手を通じて脈々と受け継がれてきました。本展では、「愛 美 紡ぐ」の3つの視点から、正倉院1300年の奇跡の物語を紐解きます。
最新のデジタル手法を駆使した展示を行うのも本展ならでは。宝物を360度からスキャンして取得された高精細な3Dデジタルデータに演出を施した展示を行い、宝物の細部や質感をリアルに感じていただきます。また、正倉院事務所が研究・製作を進めてきた「再現模造」を映像・音楽・照明との組み合わせで展示することにより、正倉院との新たな出会いを提供します。