武田薬品「京都薬用植物園」はアロマ好きさんにおススメ!
本物と上質を求める大人のためのアロマテラピーサロン「アロマテラピー&リラクセーション Shinoa」のブログにお越しいただきありがとうございます。
武田薬品工業株式会社が運営されている「京都薬用植物園」見学に行ってきました。
1933年に開園以来、薬用植物の栽培研究、遺伝子資源の収集保存を行い、現在は、環境教育の支援活動もされています。
広大な敷地内を、植物研究をされている専門の職員さんの案内で見学します。
「漢方処方園」では、漢方薬の処方に含まれる植物の姿をそのまま見ることが出来ます。
例えば、手前には、神経症や不眠に用いられる「酸棗仁湯」に含まれる植物を展示しています。
こちらは、「繁用生薬エリア」。
一般用漢方製剤の使用頻度の高いものが展示されています。
ナンバー1は「甘草」だそうです!
アロマテラピーで使用する精油の原材料植物もたくさん見ることができます。
温室内で開花していたイランイラン。
精油の香りはかなり濃厚ですが、花は芳しい上品な香り。
こちらも温室内、フランキンセンス(乳香)。
幹を傷つけた時に出る樹脂が固まったものを水蒸気蒸留して、精油を得ます。
フランキンセンスは、『新約聖書』における、イエスキリスト誕生の逸話にも登場しますよ。
「香辛料園」では、薬用として利用されるメディカルハーブを見ることが出来ます。
手前は、カモミールローマン、向こうがカモミールジャーマン。
ラベンダーも様々な種類があります。
真正ラベンダー
ラベンダーストエカス
こちらは、キレハラベンダー。
学名は、Lavandula dentata L.で、効能として、「尿閉、尿石治療」とあります。
こんな効能もあるのですね。
展示棟では、生薬の標本を見ることができます。
ちなみに、「ジェラシックツリー」というこの木。
世界最古の植物であり、生きた化石と言われるナンヨウスギ科の針葉樹です。
最も古い化石は2憶年前だそう。
現生人類であるホモ・サピエンスは40万年~25万年前に現れたとされていますので、植物の歴史はけた違いなんですね!
この薬用植物園は、アロマテラピーや植物療法に関心のある人には、ワクワクの宝庫。
ただ見るだけでなく、匂いを嗅いだり、葉っぱを味わったりしながら回るので、まさに五感を使って学べます。
私は、今回はアロマテラピー関係の団体の研修企画で見学させていただきました。
一般公開されていませんが、武田薬品工業株式会社京都薬用植物園の公式サイトより、見学研修会に申し込み(抽選の場合あり)をして参加することが可能です。
7月実施の見学研修会は、6月4日まで受付されていますので、ご興味のある方はぜひお申し込みをされてください。