団史郎家族漫画展『木陰の物語』に行きました
本物と上質を求める大人のためのアロマテラピーサロン「アロマテラピー&リラクセーションShinoa」出野です。
<今日はアロマテラピーには関係のない話題です>
立命館大学国際平和ミュージアムで開催されている
に行ってきました。
2011年3月11日に起こった東日本大震災を受けて、立命館大学に「東日本・家族応援プロジェクト」が立ち上げられました。
その活動の一環として、漫画展があります。
「人は誰かの小さな物語に思いを馳せることで、人々とのつながりを感じ、新たな物語を生きようとする」(プロジェクト紹介チラシより)。
会場では、タペストリーの形で、様々な家族(あるいは家族を求める人)の姿が描かれます。
中には、まだまだ日本が貧しく、戦争の痛みを引きずっていた時代の物語もあります。
家族は社会の最小の単位だと言います。
私たちは、自分が安心して属せる家族を求めます。
しかし、どの家族にも様々な問題が起こります。
家族のそれぞれが、こうして欲しいのに叶えられない何かの不満を抱きながら、きしみながら存在しているのではないでしょうか。
団史郎氏は「『何も起こらない家族』でなく何か起こっても『なんとか乗り越えることができる力』を身に着けるべき」だと書いています。
様々な家族の物語を見ながら、懸命に幸せと安らぎを求めて生きている人間の姿に優しい気持ちが胸に満ちていきました。
一人暮らしの世帯の割合が増加しています。
しかし、現在一人暮らしの人も、家族との思い出とともに暮らしています。
私自身も、今は夫婦二人の世帯ですが、心の中には懐かしく大切な家族たちが沢山いて、その存在に支えられて日々生きています。
震災後から継続して「被災と復興の証人になる」と活動を続けてこられたプロジェクトの歩みと、東北の現在についての展示も別会場で見ることができます。
展示は1月30日まで、立命館大学国際平和ミュージアム地下1階にて。
ミュージアムの入場料400円が必要です。