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Shinoa Blog

枇杷の花はパウダリーな甘い香り~サロンのご近所案内

本物と上質を求める大人のためのアロマテラピーサロン「アロマテラピー&リラクセーションShinoa」出野です。

 

この花をご存じでしょうか?

 

サロンに程近い二条大橋を歩いていて、ふいに甘い香りの漂ってくるのを感じて、その香りの源を探しました。

鴨川の河原に降りて、たどり着いたのがこの花。

 

調べてみると枇杷の花のようです。

 

華やかな花ではありませんが、ふわふわの白い綿毛に包まれるようにして咲いています。

 

初夏に、美味しい実をつける枇杷の花がこんな季節に咲くのは知りませんでした。

甘くてパウダリーな香りは、なかなかに魅力的です。

 

「養命酒」の「元気通信/生薬ものしり事典88」によると、枇杷はバラ科の木で、800年代に中国から渡来したようです。


葉は生薬名を「枇杷葉」といい、主にあせもや打ち身、ねんざ、暑気あたり、胃腸病に利用されます。

薬用で最も有名な「枇杷葉湯」は、ビワの葉に肉桂(にっけい)や甘茶、莪蒁(がじゅつ)などを細かく切って煎じた液のことです。薬売りが「疫痢(えきり)を防ぎ、暑気払いの効果がある」といって「枇杷葉湯」を売り歩く姿は、江戸時代の夏の風物詩だったようです。


 

これからここを通るたびに、枇杷を観察するのが楽しみになりました。

 

季節外れの暖かさの、鴨川畔。

のんびりと散歩する人たち、川面を見ながら語らう学生さんがちらほら。

このまま暖かくなるとは思えないけれど、冬の中休みですね。