京都山科の精油蒸留工房を訪問!~和精油香るこだわり空間
本物と上質を求める大人のためのアロマテラピーサロン「アロマテラピー&リラクセーション Shinoa」のブログにお越しくださってありがとうございます。
当教室で講座受講された京都市山科区のA様。
香りが大好きで大好きで、とうとう精油蒸留工房を作られたそう!
ということで、工房を見学させていただきました。
精油化学の第一人者、長島司先生の監修の装置で、質の高い精油を蒸留されています。
工房に入ったとたん、それはそれは芳しいウッディな香り!
この日は、木曽ヒノキの蒸留をみせていただきました。
約4時間かけての蒸留です。
黄色く見えるのが精油、その下の層が芳香蒸留水です。
蒸留が一区切りついたところで、残渣を見せていただきました。
立ち上る香りに包まれる幸せ💕
希少な採れたての精油を分けていただきました。
精油の層をスポイドで取ってから分液ろ紙でろ過しています。
そして素晴らしいのは装置だけではありません。
この工房の床材は、ヒノキの無垢材。
思わず、膝まづいて床をなでなでしてしまいました!
さらに、天井は杉の無垢材。
排気口カバーまで、無垢材ですよ!!!!
ここまでこだわりますか~
木から水蒸気蒸留法で得られる精油は、モノテルペンといった小さく揮発性の高い分子に、セスキテルペンといったやや大きい揮発性の低い分子が加わることが多いです。
一方、建材における香り成分は、木材を乾燥する間に小さく揮発性の高い分子が揮発するため、セスキテルペンや、さらに大きいジテルペンのような揮発性の低い分子が中心となります。
無垢材で建てられた家では、この香り成分が、何十年もの長い期間、少しずつ揮発して、抗菌や人間のストレス緩和、認知機能の向上に役立つという研究報告があります。
つまりこの工房は、様々な分子量の香りに心地よく満たされているのです。
そこにいて、呼吸をするだけで安らげる超贅沢な空間です。
ガラス管を渡る精油が、ポトンポトンと落ちるのを見ているだけで幸せとおっしゃるA様。
かなりのマニアさんですね。
来週から、珍しい素材の蒸留を開始されます。
京都発の精油と芳香蒸留水、徐々に広がっていくことと思います。
これからの展開が楽しみです。
私も何らかの形でコラボさせていただけたらいいなと・・・とりあえずご一緒に呑みに行かせていただきます😊