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Shinoa Blog

アロマディフューザーで風邪予防はできるのか?

本物と上質を求める大人のためのアロマテラピーサロン「アロマテラピー&リラクセーション Shinoa」のブログにお越しくださってありがとうございます。
 
11月に入りました。

寒暖差が大きく、体調管理が難しいこの頃。

 
とりわけ、赤ちゃん、受験生、高齢の親御さんがおられるご家庭には風邪予防は重要課題ですね。
 

精油には抗菌作用や抗真菌作用、抗ウィルス作用があるものが多いので、

「風邪予防にディフューザーで精油をたきたいんですが、何がいいですか?」

とおっしゃるお客様がよくおられます。

 

しかしながら、抗ウィルス作用の高い精油をディフューザーで漂わせたり、アロマスプレーを部屋に噴霧したりしても、風邪予防、インフルエンザ予防を期待するのはちょっと難しそうです💦

 
精油の抗菌力は0.1~数%の濃度で発揮されますが、空気中の芳香の濃度はppmの濃度、つまり%表示では1,000,000(10⁻⁶)%と微量で、とても抗菌力を発揮する濃度とは程遠いからです。

 

ディフューザー噴出口から出てきた直後の蒸気はまだ空気中に拡散していない精油ガスを多量に含むため、抗菌力を有する蒸気です。

 しかし噴出口から数10㎝も離れると上記は大気中に拡散してしまうため、もはや抗菌力は失われます。

<参考.『アロマセラピー標準テキスト』「Ⅱ部臨床応用3章精油の抗菌活性」日本アロマセラピー学会編>

 
もちろん、風邪による不快な症状をやわらげたり、免疫力をUPする可能性のある精油は多々ありますので、上手に使って季節の変化を乗り切りましょう!

 

精油の効果的な使い方についてご不明の点があれば、どうぞお気軽にお声がけください 😉