Shinoaがこだわるオイルの話
Shinoaがこだわるオイルの話
本物と上質を求める大人のためのアロマテラピーサロン「アロマテラピー&リラクセーション Shinoa」のブログにお越しくださってありがとうございます。
今日は、当サロンで使用しているオイルの話です。
オイルと言ってもエッセンシャルオイル(精油)ではなく、キャリアオイルの話。
精油は植物から抽出した天然の香り物質で、植物に含まれているときの100倍程度に濃縮されています。
したがって、直接原液を肌につけることはできません。
何らかの基材に混ぜて希釈して使用します。
アロマテラピートリートメントでは、キャリアオイル(植物油)に精油を1%程度の濃度に希釈して使用します。
つまり、お客様のお肌に塗布するのは99%は、キャリアオイルだということなのです。
このキャリアオイル、様々な種類がありますが、Shinoaで使用しているのは、100%のホホバオイルです。
では、なぜ、私がホホバオイルを選ぶのか、についてお話させてください。
ホホバオイルは、乾燥地帯に生育するホホバ(Simmondsia chinensis)の種子を原料とする液体ワックスです。
べとつかず、サラッとした感触にも関わらず、お肌の乾燥を防ぐ力がとても高いのです。
3年ほど前になるでしょうか。
当サロンのお客様が、80代のお母様の乾燥による背中の痒さに困っているとおっしゃいました。
お母様は痒さのために、孫の手や物差しで背中を掻いて、背中がひっかき傷だらけだというので、お客様は心を痛めておられました。
そこで、お風呂上りにホホバオイルを塗るようにしたところ、その冬は痒みを訴えられず、すべすべの肌をキープされたそうで、とても喜んでいただきました!
また、サッカーをしているという小学生のお子さんのひざ下が、粉を拭くように乾燥しているというお客様。
お風呂上りにホホバ油でフットマッサージをしてあげると、肌がすべすべになって、さらに親子のコミュニケーションが円滑になったと喜んでいただきました。
私自身も、毎晩、ひざ下から足裏までこのオイルでセルフマッサージをしています。
ちなみに、マッサージ用オイルとしては、植物油以外に、石油原油(鉱物油)から得られる、ミネラルオイル(流動パラフィン)があります。
こちらですと、価格はホホバ油の1/7~1/10程度でコストパフォーマンスは大変高くなりますので、コスト重視のお店では広く使用されています。
しかし、植物油の持つ力には代えられません!
特に私自身が20年近く使用し、ホホバオイルの力を実感しています。
価格高騰の嵐の中、正直厳しいものがあるのですが、私はやっぱり自分が最高だと思うオイルでお客様に施術させていただきたいと思っています。
★ご自宅用には、10mlにつき200円で小分けもしています。
お気軽にお申し付けください。
ホホバ油は、温度による粘性の変化が少なく、また連続加熱試験などでもほとんど変化がなく酸化しにくい特性があります。
機能性としては、抗菌活性、ニキビや湿疹などにも効果があり、またリウマチや関節炎などのブレンド用にもよいというと報告があります。
(中略)
ホホバ油の最大の特徴は皮膚水分補給の増加であると報告されていますので、角質内の水分蒸発を防ぐ効果が高く、また反復塗布しても角質層に留まり、肌荒れから肌を守る効用があります。
『マイキャリアオイルバイブル』三上杏平著 より