星とアロマ～金星と木星の大接近から
本物と上質を求める大人のためのアロマテラピーサロン「アロマテラピー＆リラクセーション Shinoa」のブログにお越しいただきありがとうございます。
数日前から帰宅時に、西の空に輝く大きな二つの星が見えるのが気になっていました。
それが日に日に近づいていくのが、私の近眼の眼にはっきり見えています。
どうやら、金星（Venus）と木星（Jupiter）とらしいです。
現代人の私ですら、「何かの予兆かしら」なんてことが頭をかすめたので、昔の人ならなおさらだったでしょう。
さて、アロマテラピーの本を読んでいると、各精油の説明なかに、「支配星」という言葉を見つけることがあります。
これはアロマテラピーが占星術と結びつけて捉えられえることのあった名残（現代においてもそのような方法で精油を選ぶ人はいますので過去形にはできませんが）なのです。
むかしの薬草療法家や植物学者たちは、いろいろな薬用植物にはそれぞれ支配星があるとして、その植物の本性・特質と各惑星とを結びつけていました。
例えばバジルのように刺激性があり、「火」的で加温性があるものは、火星に支配されており、カモミールのように冷却・鎮静作用を示す「水」的なものは月が支配しているなどとしたのです。
『アロマテラピーのための84の精油』ワンダーセラー著、高山林太郎訳 より
例えば、心身が冷えているときには、「月」や「水星」に属する精油は避けて、「火星」や「太陽」に属するものを選ぶということでしょうか。
あるいは、その人の星座、ホロスコープ上の相性から精油を選択することもあるようです。
今よりももっともっと明るく星が見えていた時代。
私たちの祖先は、空を見上げて様々な思いを巡らせたのでしょうね。
金星と木星の接近、まだご覧になっていない方、今夜はぜひ夜空を見上げてみてくださいね。