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Shinoa Blog

ローマ人がテルマエ(公衆浴場)で使った香油瓶!?~ポンペイ展より

ローマ人がテルマエ(公衆浴場)で使った香油瓶!?~ポンペイ展より

 

本物と上質を求める大人のためのアロマテラピーサロン「アロマテラピー&リラクセーション Shinoa」のブログにお越しくださってありがとうございます。

 

アロマテラピー検定1級のお勉強をなさった皆様!

 

公式テキストの歴史の項目、「古代ローマ」で以下の記述があったのを覚えておられるでしょうか。

 


暮らしの中では、各都市にテルマエと呼ばれる公衆浴場が建設され、マッサージやあかすりの際に香り高い香油が使われました。

 

さらに宴会や儀式など様々な場面で香りの演出が行われ、ローマ人は特にローズを熱狂的に好んだとされます。

 

ローズの酒を飲んだり、ローズの香油を身体に塗ったり、またローズの香りを移した水を噴水にしました。


 

当時、テルマエ(公衆浴場)などで用いられていた香油瓶がこれだそうです!

 

 

 

こちらは、「ストリギリス」と呼ばれるもの。

香油を肌に塗布した後、この道具を使って汚れなどと一緒に掻き落とすための道具です。

 

 

いずれも、ブロンズ製で、紀元1世紀のもの。

79年にヴェスヴィオ火山の噴火によって埋没した都市、ポンペイで出土したもので、現在は、ナポリ国立考古学博物館に所蔵されています。

 

こういうものを見ると、何気なく読んでいた教科書の数行の記述が実態を持って感じられるように思いませんか?

2000年近く昔に思いを馳せてワクワクしてしまいました。

 

これらは、現在京都市京セラ美術館で開催中の「ポンペイ展」で見ることが出来ます。

 

アロマテラピー検定に関わっての、小さな出土品をご紹介してしまいましたが、とても見ごたえのある展覧会でした。

モザイク画、フレスコ画、彫像などが並ぶほか、調度品や宝飾品、仕事道具の展示、当時の邸宅の再現展示など楽しめました。

 

音声ガイドを借りて解説を聞きながら回るのが私はおススメです。

 

7月3日(日)まで開催されています 😀