漆かぶれと植物の知恵
漆かぶれと植物の知恵
本物と上質を求める大人のためのアロマテラピーサロン「アロマテラピー&リラクセーション Shinoa」のブログにお越しいただきありがとうございます。
私、実は今、漆かぶれに苦しんでおります💦
お見苦しいので画像は載せられませんが、手首周りが赤く腫れています。
七分袖のセーターを着て、軍手をしていたので、まさに袖と軍手の間の部分です。
5月29日に草引きをして、その二日後にかぶれが生じ、もう10日経つのにまだ治りません。
最初は、毛虫にでも刺されたのかと思いました。
かゆみが酷く、市販の薬を塗ってもなかなか治らないので、皮膚科に行きました。
するとドクターが、
「これは虫じゃなくて、漆でしょうね。」
とおっしゃいました。
ドクター「漆の汁の付いた手で、顔の汗でも拭っていたら、顔もかぶれていたでしょう」
わー、まだ、手だけでよかった!
ドクター「服に汁が付いていると服でかぶれるので、その日に来ていた服はすぐに洗って、軍手は捨ててくださいね」
ひゃー、なんて強力な漆の毒!
ドクター「この季節、こういう症状の患者さんが多いんですよ。
面白いことに、秋になると触ってもかぶれないんですけどね。
この季節は植物が虫から身を守ろうとするから。」
おぉ、これは植物が精油成分を作る理由と同じではないですか!
大地に根を生やす植物は、葉っぱを食べる虫や、強すぎる太陽光、カビなどに対して、移動して避けることができません。
なので、居ながらにして身を守るために、様々な二次代謝産物を作り出します。
精油成分もその一つですが、今回は漆の産生するウルシオールという成分が、初夏に虫の捕食から自らを守っているということでしょうか。
まさに「植物の知恵」ですね!
私はそれにやられてしまいました 😥
今回のかぶれは、漆に触れてから二日後に発症しました。
アロマハンドセラピストコースでは、接触性皮膚炎についてお話しします。
接触皮膚炎は「遅延型過敏症」の典型例であり、原因抗原に曝露されてから炎症症状が生じるまでに二日から数日を要することがある・・・とお伝えしてますが、今回の私がまさにそうでした。
なので、何でかぶれたのか、しばらくはわかりませんでした。
いつも講座でお伝えすることを、わが身で体験でき、大いに勉強になりました 😉
が!もう充分です。
早く、治りますように!!!!
<施術、講座には全く支障がありませんので、サロンは通常通り行っています 😀 >