スキンシップの必要量は高齢期にぐんとUPする~ハンドトリートメントのススメ
当サロンでは、アロマトリートメントの施術に加えて、各種アロマ講座を開講しています。
最も人気なのが、アロマハンドトリートメント(アロマハンドセラピスト認定講習)やドライヘッドマッサージといった実技講座です。
学びに来られる動機として、「仕事に生かしたい」と並んで多いのが、「高齢の親にしてあげたい」です。
実は、高齢の親御様へのマッサージは、実はとても理にかなったことなのです!
山口創氏(桜美林大学教授)によると、スキンシップの必要量は乳幼児期にとても高く、この時期に十分にスキンシップすることで子供はすくすくと成長できるのです。
そして、成長につれて、スキンシップの必要量は下がっていくそうなのですが、老年期になると再び急激にUP!
しかしながら、高齢者は赤ちゃんに比べて、なかなかスキンシップの機会に恵まれません。
スキンシップがよいと知っても、急に高齢の方にハグするわけにも行きません・・・。
そこで、とても自然に実行できるのが、ハンドトリートメント。
袖を捲るだけでどこでも簡単にできるのに、心身への効果大です!
山口氏によると、アロマトリートメントによりオキシトシンというホルモンの分泌が促進されることにより、
血圧、心拍が低下する
不安や、抑うつが低下する
痛みを感じにくくなる
短期記憶が高まる
などの嬉しい効果があるんだそうです。
私自身、母に週に2回のハンドトリートメントをし、母もそれを何より楽しみにしてくれていました。
ついついイラッとしてしまう私がハンドトリートメントをすると、母に対していたわりの気持ちが沸き起こり、優しくなれました。
母を亡くして2年、今も色々な後悔が胸をよぎるのですが、ハンドトリートメントができたこと、2人で優しい時間を持てたことが、今、私自身を慰めてくれます。
思いやりの心でするハンドトリートメントには、素敵なギフトがあります。
される人はもちろんなのですが、する人のほうに、沢山のオキシトシンが分泌されるそうです💛
ハンドトリートメントで、皆が幸せになれるといいですね。
参考:「『触れる』ことの意味を探る~人体に備わる神秘の機能」山口創氏講演(2016.8.27AEAJ専門セミナー)