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何となく懐かしい「雨の匂い」の正体は?
本物と上質を求める大人のためのアロマテラピーサロン「アロマテラピー&リラクセーション Shinoa」のブログにお越しくださってありがとうございます。
今日は雨になりました。
一雨ごとに秋が深まってくのでしょう。
雨と言えば、雨が降りはじめに、ふわっと地面から「雨の匂い」が立ち上ります。
私は、それを嗅ぐと、何となく懐かしい気分になります。
あの匂いは一体何でしょうか?
私は、匂いに関心を持つようになってから、あの匂いが「ペトリコール」というものだと知りました。
ペトリコールは、1960年代に作られた造語で、ギリシャ語で石を意味するペトロ(petro)と、「神々の静脈を流れる液体」を意味するイコール(ichor)を組み合わせた言葉なんだとか。
では、雨が降るとどうしてペトリコールが生じるのでしょうか。
匂いの主な原因は、ゲオスミンと言って、土壌のバクテリアによるものだそう。
雨が降って、地面に雨粒が当たると、「エアロゾル」と呼ばれる微小な水の粒子が発生します。
エアロゾルは土壌中のゲオスミンを含んだ状態で雨滴から空気中に飛び散ります。
私たちが、ゲオスミンを含むエアロゾルを吸い込むことで匂いとして認識するのです。
あの匂いを嗅ぐと、子供のころを思い出します。
今よりもずっと小さくて、地面に近かった子供のころ。
雨が地面を濡らして立ち昇るムッとした熱気とペトリコールの匂いは今よりもずっと強烈だったに違いありません。