これからは自分を慈しんで生きていきたい~アロマトリートメントお客様の声
本物と上質を求める大人のためのアロマテラピーサロン「アロマテラピー&リラクセーションShinoa」出野です。
昨日初めてアロマトリートメントを受けられた、京都市下京区のN様。
3年半前に親御様の病気のために早期退職され、介護に奮闘されてこられたそう。
半年ほど前に、親御様を見送られて、今は片付けなどしながら、ご自分がしたかったこと、一つ一つ試しておられるとのことです。
介護の真っただ中で、出会われたアロマ精油の香りが印象に残っていたのが「オレンジスイート」の香り。
なので、今回もオレンジを使ってほしいとリクエストがありました。
N様の3年半に思いを馳せながら、ワンストローク、ワンプッシュに心を込めて施術させていただきました。
施術後はとても晴れ晴れしたお顔で、
「本当に気持ちよかったです。
解き放たれていく感じがしました。
親に人の人生の終わり方を見せてもらって、これからの人生は自分を慈しんで過ごしたいと思っています。
今日はその第一歩でした。」
とおっしゃいました。
本当にそうですね。
私も母を見送って、自分の人生の有限性を実感しました。
そして、改めて、これからの生き方を考えるようになりました。
そういえば、昨年、朝日新聞に興味深い記事が載っていました。
「あなたは、『私が今、何才だったらいいな』と思いますか?」
と、60~70代の女性に聞いたところ、一番多かったのは、「50歳」だったそうです。
未来がいくらでも描ける10代でもなく、
花の20代でもなく、
仕事に家庭に大充実の30~40代でもなく・・・50歳!
その理由は「自分のことを脇に置いた生き方から、自分を中心にやり直せる最後の年齢」なのだからだそうです。
この調査を行った臨床心理士の西尾ゆう子さんは、
「達成感はそれぞれですが、50歳で何を選んだかの結果が10年後、20年後の自分なのだと受け入れていました。」
と言われます。
50歳はまだまだ体力も、気力もあります。
同時にこれまでの人生経験も備えています。
自分らしい人生のリスタートが切れる希望の年なんですね!
同時に、この年代を「峠」と例える臨床心理の研究者もいます。
更年期を迎えてイライラ、不安がつのり、
「体に不調があると、その人が潜在的に持っている心の弱い部分をもちこたえられなくなる。
いつもは世話する側でも『ちょっと誰かに頼りたい』という気持ちになるのは自然なこと」
と西尾さんは語られています。
私はこれを読んで、「だからアロマだ!」と思いました。
アロマテラピートリートメントの施術を受けられるのも、アロマテラピーやハンドマッサージ等を習いにこられるのも、当サロンでは、40~50代のお客様が多いのです。
多くの方が、
これまで労わってこなかった自分自身を大事にする時間を持ちたい
心身ともに、元気でこれからの人生を生きたい
健康に役立ち、他人のためにも役立つ趣味を持ちたい
とおっしゃいます。
今までひたすら奮闘してきた頑張り屋の私たち世代、
この「峠」を越えるために、人の手の温かさに身をゆだねてふっと力を抜ける時間を持つことが必要かもしれません。
Shinoaは、頑張る大人女性のための本格的アロマテラピーサロンです。
<参考.朝日新聞2020年1月1日女性版>