感染者数の裏にある人間の現実
本物と上質を求める大人のためのアロマテラピーサロン「アロマテラピー&リラクセーションShinoa」出野です。
今日もブログへのご訪問ありがとうございます。
NHKスペシャルで、
「変異株拡大の中で何が 看護師たちの苦悩と涙 過酷な現場で退職者も 限界近づくコロナ病棟」
という特集を見ました。
<NHKの番組紹介より>
東京で最大規模の医療機関である東京女子医科大学病院の集中治療室にカメラを据えた。
防護服で体を覆い、汗だくで働く25歳の看護師は、ずっとホテルで一人暮らし。
友達や家族にも会えない自粛生活。
1年以上続くコロナとの闘いの中で心身共に疲れ果て、退職する看護師も出てきている。
しかし、定年退職した看護師や妊娠8か月の看護師も現場に駆けつけ、仲間たちを支えた。第4波に備えて何ができるのか考えていく。
詳細:https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/4Y86J87K5V/
医療現場は、「大変だろう」とは思っていました。
しかし、番組を通して、若く優秀で、そして高い志を持った看護師さんの心身が限界を超えていくのを目の当たりにしました。
ショックとか、感謝とか、それから、「私は何ができるのか」という思いがくちゃくちゃになって、涙が流れました。
「限界近づく」でなくて、すでに「限界超えている」と思いました。
使命感を持った看護師さんたちの(画面では映らなかった看護師さん以外の医療スタッフももちろんそうでしょう)に感動しました。
が、感動している場合じゃない。
奇しくも、当教室で学ばれた、京都の総合病院で勤務されている看護師さんからアロマトリートメントのご予約をいただきました。
これまでそんな話は全くなさらなかったのですが、私が番組の話をすると、
「人員不足で、私もコロナワクチン2回目して、熱が38.5℃あっても休めずフラフラで働いていました。
涙でましたよ、しんどすぎて…」
とのこと。
こんなに奮闘されている病院の方々の賃金が、コロナ患者受け入れのための経営悪化で減らされているなんて耐えられないことです。
私は、何ができるのだろう。
徹底した感染予防対策、自粛生活、さらに、ささやかでも、我々の命を支えてくださっている病院に、何か経済的な支援などもできないものか。
毎日感染者数の数字に目を奪われますが、数字の裏にある生身の人間の現実。
限界を超えた医療現場の実態、
会うこともできないままの入院患者と家族の思い、
それは、菅総理はじめ、政府の役職者、官僚、そして私たち多くの市民が、見ないといけない現実だと感じました。