喉が痛いと感じた時のアロマケア~5年間試してみました!
本物と上質を求める大人のためのアロマテラピーサロン「アロマテラピー&リラクセーション Shinoa」のブログにお越しいただきありがとうございます。
再開したカルチャーセンターの講座に久しぶりに参加しました。
クーラーが効きすぎていて、ソーシャルディスタンスで人数の割に会場が広いせいか余計に寒い・・・。
私は喉が弱いので、思わず首にハンカチを巻きつけました。
この時期は、暑かったり、涼しかったり、湿度が高かったりと、エアコンと上手に付き合うのが難しい季節で、油断すると喉が痛くなってしまいます。
私には喘息の持病があって、風邪を引くと呼吸器の不調が長引く傾向にあります。
コロナのこともあり、一層「喉養生」したいこの頃です。
もう5年以上前になるのですが、(公社)日本アロマ環境協会主催のフォローアップセミナーで「漢方アロマトリートメント~ツボに精油を塗るとどういう変化があるのか」を聞きに行きました。
その際に、呼吸器系の不調には、天突に(キャリアオイルで希釈した)ペパーミント精油を塗ると良いと聞きました。
ちなみに天突は鎖骨と鎖骨の間にあるくぼみにあります。
それ以降、喉に痛みを感じて「あ、まずい!」と思ったときには、この方法を試しています。
そして、5年間の実験?で、なかなか悪くない方法だと実感しています。
勿論、ペパーミントをツボに塗るときと塗らないときを比較してみることができたわけではないので、これがペパーミントの効果によるものかどうかはわかりません。
しかし、胸元からほんのり香るペパーミントの香りは、風邪の引き始めの少し重い頭にも実に心地よく感じられます。
天突にペパーミント。
喉の違和感を感じたときには試してみてはいかがでしょうか。
(植物油で1~2%に希釈して塗布してください)
以下、ご参考までに、5年前のセミナー参加の際のブログ記事です。
テーマは「漢方アロマトリートメント~ツボに精油を塗るとどんな変化が起こるのか?~
講師は、和奏漢方堂院長、橋本和也氏。
プロフィールの紹介が一切なかったのだが、調べてみると、東京理科大薬学部を卒業。
薬剤師であり、鍼灸師、あんまマッサージ指圧師、AEAJ認定アロマテラピーインストラクター。
HPには、
「自らの病気を漢方医学で治した経験と、豊富な臨床経験を元に、
西洋薬で対応できない病でお悩みの方をサポートするため、2006年開業しました。
漢方薬・鍼灸など漢方医学を軸に、
伝統医学から近代医学まで分野にこだわらず、
多岐にわたる療法の中から臨床において実践・効果的な療法を研究し、
独自の治療法を確立しました。」
とある。
今日のお話は、東洋医学の基本的な考え方と、経脈、経穴の解説、帰経や象形薬理の考え方から精油の用い方、東西伝統医学の世界観など。
講師も冒頭に言われていたが、一つ一つの項目がかなり奥深いので、今日の話だけですとんと頭に入ってくるというわけではない。
しかし、とても興味深い示唆的なお話を聞かせていただいた。
事実がこうであるという言い方ではなくて、東洋医学ではこう考えられているという話し方で、また、「~に効きます」ではなくて、「効く可能性があります」という表現をされていたのが、サイエンスを学ばれた薬剤師さんという感じがした。
知り合いの医療従事者によると、効くメカニズムは必ずしも明確ではなく、「なぜ効くのかわからないが、効く」ということはよくあるそうだ。
人間の身体は、試験管の中での化学反応ではない。
「東西伝統医学の世界観」において、「粗大」から、「微細」に向かう「蒸留文化の西域」と、「粗大なものをそのまま」の「せんじ薬の東洋医学」の対比も興味深かった。
好奇心を掻き立てるお話を聞かせていただいて、まずは自分の身体で試してみようと思う。