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Shinoa Blog

雨の匂いの正体は?梅雨入りに寄せて

本物と上質を求める大人のためのアロマテラピーサロン「アロマテラピー&リラクセーション Shinoa」の出野です。

今日もブログへのご訪問ありがとうございます。

 

昨日、中国・近畿・東海地方の梅雨入りが発表されました。

平年に比べると少し遅い梅雨入りだそうですが、昨年は6月27日まで梅雨入りせずに、不安になっていたことを思うと妥当なところですね。

鬱陶しい季節ではありますが、貴重な恵みの雨でもあります。

 

<寺町通りの紫陽花>

 

さて、雨の降り始めや、水撒きをした時に、ふわっと雨の匂いがすることがありますね。

あの匂いは一体何でしょうか?

 

私は、匂いに関心を持つようになってあの匂いが「ペトリコール」というものだと知りました。

 

ペトリコールは、1960年代に作られた造語で、ギリシャ語で石を意味するペトロ(petro)と、「神々の静脈を流れる液体」を意味するイコール(ichor)を組み合わせた言葉なんだとか。

 

では、雨が降るとどうしてペトリコールが生じるのでしょうか。

匂いの主な原因は、ゲオスミンと言って、土壌のバクテリアによるものだそうです。

 

雨が降って、地面に雨粒が当たると、「エアロゾル」と呼ばれる微小な水の粒子が発生します。

エアロゾルは土壌中のゲオスミンを含んだ状態で雨滴から空気中に飛び散ります。

私たちが、ゲオスミンを含むエアロゾルを吸い込むことで匂いとして認識するのです。

 

あの、なんとなく懐かしいような切ないような匂いを嗅ぐと、なぜか私は子供のころを思い出します。

今よりもずっと小さくて、地面に近かった子供のころ、雨がアスファルトを濡らして立ち昇るムッとした熱気とペトリコールの匂いは今よりもずっと強烈だったに違いありませんね。