「イラン」そこは希少なバラ精油の故郷
本物と上質を求める大人のためのアロマテラピーサロン「アロマテラピー&リラクセーションShinoa」出野です。今日もブログへのご訪問ありがとうございます。
アメリカとイスラエルが、2月28日にイランに対し攻撃を開始しました。
イランの応戦、ホルムズ海峡封鎖と混迷を極めています。
アメリカは、イランの核・ミサイル開発の阻止を目的とすると言い、イスラエルはイランのテロ政権による存亡の危機を排除するためなのだと言います。
私は、不勉強で中東情勢に疎く、政治的なこと、歴史的なことについてよく理解できていません。
なんとなく中東諸国は、豊富な石油資源、砂漠、イスラム教、女性の人権・権利が制限される・・・と言うような漠然としたイメージでした。
皆様はどんな印象をお持ちでしょうか。
でも一つ、イランについて私が知っていることを今日は書いてみたいと思います。
精油の女王と呼ばれる希少で魅力的な精油「ローズオットー」。
その精油を生み出すのが「ダマスクローズ」というバラです。

このダマスクローズの故郷が、ここイランなのです。
原種のまま3000年もの間、香り高い花を咲かせ続けてきました。
なかでも、テヘランの南に位置するカーシャーン地方はダマスクローズの産地として名高いのです。
この地は標高3600m、あまりにも激しい寒暖差にバラの害虫が存在せず、無農薬での栽培が可能。
また、車も入れない山間地であるため、摘み取ったバラの運搬にロバが使われているそうです。
排気ガスも知らないバラたちなんですね。

バラの香り成分は揮発しやすいため、花摘みは早朝が最適。
開花の時期には、夜明け頃からデリケートな花をひたすら手摘みし、摘んだ花弁をロバに積んで蒸留所に運ぶそうです。
私たちが使う精油の多くは水蒸気蒸留法によって得ています。
この水蒸気蒸留法を確立し、バラの芳香蒸留水(ローズウォーター)を採り、治療に活用したのがイブン・シーナ。

彼は今から1000年ほど前に、ペルシャ帝国(現イラン)で活躍した医師、哲学者として知られています。
現在も、イランではローズウォーターを多用し、飲用に、美容に、イスラム教の儀式の際のお浄めなどに用いられているそうです。
当サロンでもこのイラン産のローズ精油およびウォーターを使用した化粧品を使用、販売していて、この製品の私自身が大ファンです。
ダマスクローズの開花は4月中旬から始まりますが、特に5月がベストシーズンだそう。
人間の愚かな争いを知ることもなく、薫り高いバラは今、蕾を膨らませているのでしょうか。
バラとともに暮らす村の人たちは無事でしょうか。
ダマスクローズの精油の小瓶を手にしながら、イランの人々とバラに思いを馳せています。
これ以上犠牲を出すことなく、どうか平和が訪れますように。
高市氏のいう「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」とはなんでしょう。
それはトランプへの追随ではない、日本としての平和への毅然とした姿勢を示してこそが実現するのではないでしょうか。





