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正倉院展で天下の名香「蘭奢待」に会える
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10月25日から、奈良国立博物館で「第77回正倉院展」がスタートしています。
今回は、「蘭奢待(らんじゃたい)」の雅名をもつ香木「黄熟香」が出展されています。

<蘭奢待レプリカ 「正倉院 THE SHOW」 2025.8大阪歴史博物館にて>
蘭奢待は、天下第一とされる全長156㎝、11㎏ほどの大きな香木。
「蘭」には、「東」の字が、「奢」には、「大」の字が、「待」には「寺」の字が、つまり「東大寺」が隠れています。
もとは、ベトナムからラオスにかけての山岳地帯で生えていたジンチョウゲ科の木が原木だそう。
宮内庁正倉院事務所が行った放射性炭素年代測定法調査で、772~885年頃に伐採されたか倒木したことが判明しました。
足利義政や織田信長、明治天皇も切り取って香りを楽しんだことが、蘭奢待に貼られた付箋からうかがい知れます。
香りのトップメーカー高砂香料工業がこの香りを再現。
「正倉院THE SHOW」では実際に嗅ぐことが出来る展示が人気です。
こちらの展示会には私も行って、その香りを嗅いできました。
甘さのある樹脂系の香りです。
調香師さんは、ラブダナムの香りだとおっしゃったそうです。
大阪での展示を終えて、今は、上野の森美術館(東京都台東区)で11月9日(日)まで展示されています。
本物の蘭奢待に会いに「正倉院展」行きたいのですが、私は人混みが大の苦手で二の足を踏んでいます・・・💦





