精油を嗅ぐことで唾液が増え、口腔内が健康に!?
本物と上質を求める大人のためのアロマテラピーサロン「アロマテラピー&リラクセーション Shinoa」のブログにお越しいただきありがとうございます。
急に冷え込みが強まり、マスクをする人が増えたように思います。
今年はインフルエンザの流行が早いということで、私も通勤のバスではマスクをしています。

仕事中もアロマトリートメントの際にはマスク着用。
マスクをしていると、しばしば口呼吸になってしまっていることに気付きます。
口呼吸が増えると唾液が減少し、その結果、口腔内に細菌が増殖する可能性が高まるんだそう。
しかし、精油を使うことで、このリスクを減らすことが出来そうだという研究報告があります。
精油の芳香浴(香りを空気中に揮発させて嗅ぐ)によって、唾液分泌が促進されることが分かったというのです。
特に効果のあったのが、ブラックペッパー油。

そう、黒コショウを水蒸気蒸留して、得られる精油です。
実験では、100℃のお湯50mlに、精油を1滴加えて嗅ぐ方法がとられました。

唾液に含まれている「アミラーゼ」という酵素には、デンプンの分解を助ける重要な役割があります。
食欲を増進してくれるスパイスの香りは、唾液の分泌を促進し、食べ物の消化を助けてくれているんですね。
唾液の量が減っているかもと感じる方、
あるいは唾液の量が減りがちなご高齢の親御様のおられる方、
試してみられませんか?
嗅ぐだけの健康法、アロマテラピーには面白い発見がいっぱいですね 😉
努力と我慢の要らない快適な健康法、アロマテラピーを学び、生活に取り入れてみませんか?
★アロマテラピー基礎コース(アロマ検定対応)については、こちら
論文 白石麻衣、池田利恵(2020)アロマオイルの香り刺激と唾液腺マッサージが唾液分泌に及ぼす影響~アロマオイルと唾液分泌の認知度および生活習慣の調査を含めて~日本口腔保健学雑誌10(1):7-16





