非常持ち出し袋に精油を1本!+ちょっと夜光杯の話
本物と上質を求める大人のためのアロマテラピーサロン「アロマテラピー&リラクセーション Shinoa」のブログにお越しいただきありがとうございます。
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10月の「香り通信」では、非常持出袋にお好みの精油を1本を入れることをお勧めしました。
地震や災害に備えて非常用持出袋を用意されている方も少なくないかと思います。
精油はかさばらず、そして開封しなければ長持ちします。
自分の好きな香りや、親しんでいる香りがあると、災害時のストレス下で大いに助けられるのではないでしょうか。
何を入れるか迷うという方には、「ラヴィンサラ Cinnamomum camphora)を候補にされることをお勧めします。
1.8シネオールの爽やかな香りで、抗菌、抗ウィルス作用があります。
免疫力低下、風邪など呼吸器の不調の味方であるとともに、不眠や不安にも役立ってくれるとされています。
急激な気温変化で体調を崩し勝ちなこの季節にもぴったりの精油です😊
<日々の暮らしから:夜光杯とお月見>
ここからはアロマテラピーに関係のない話題です。
一昨日は中秋の名月、昨日は満月でした。
私は自宅のベランダにマットを敷いて、花を飾り、お月見しました。
澄んだ月光に包まれる静かな素晴らしい時間でした。
この杯は「夜光杯」といいます。
唐の王翰の「涼州詞」という詩。
国境の砂漠を警備する兵士を詠います。
- 葡萄の美酒 夜光の杯
- 飲まんと欲すれば 琵琶 馬上に催す
- 酔うて沙場に臥すとも 君笑ふこと莫かれ
- 古来征戦 幾人か 回る(かえる)
ここに登場するのが「夜光杯」。
玉製の酒杯で、薄いため、月光にかざすと中のお酒が輝きます。
この漢詩が好きで、大学生のころ、当時の私には高い買い物でしたが、高島屋京都店で購入した大切なものです。
月見酒にぴったりの杯ですよね。