蝋梅香る京都御苑~サロンのご近所案内
本物と上質を求める大人のためのアロマテラピーサロン「アロマテラピー&リラクセーション Shinoa」のブログにお越しくださってありがとうございます。
青空が広がり、陽の光もキラキラと春を感じさせる今日。
これに惑わされて外に出ると、寒さに驚きます。
身を切られるような冷たい風が、容赦なく吹いています。
そんな中、もしかしたらもう梅が咲き始めているかなと思い、京都御苑を散歩しながら出勤しました。
残念ながら、梅の蕾はまだまだ固いまま。
蝋梅(ろうばい)が、フルーティーで清らかな香りを漂わせていました。
蝋細工のような透明感のある花弁がうつむき加減に咲いています。
控えめな表情の花ながら、素晴らしい香気は春が近いことを教えてくれるようです。
山科植物資料館のサイトによると、
「ロウバイ」の花の中には、「ボルネオール(Borneol)」「リナロール(Linalool)」「カンファー(Camphor)」「ファルネゾール(Farnesol)」「シネオール(Cineole)」などの精油成分が含まれている。
とのこと。
ローズマリーやラベンダーなどもに含まれるお馴染みの成分ですが、ほんの微妙な組成の違いで大いに香りが変わるのが面白いところです。
そして、なぜか残念なことに蝋梅の精油は採れないそうです。
冷たい空気の中に漂う甘く高貴な香りを胸いっぱいに香りを吸い込んで、サロンに向かいました。
寒桜の可憐な花弁が寒風に震えていました。
当サロンから、京都御苑は徒歩5分ほど。
お天気のいい日には、ぜひお散歩してみてくださいね。