無垢材やイグサの香る北野サロン準備中
本物と上質を求める大人のためのアロマテラピーサロン「アロマテラピー&リラクセーションShinoa」のブログにようこそお越しくださいました。
来年春ごろより、京都市上京区にて北野サロンを始めようと準備中です。
サロンの床はヒノキの無垢材です。
少人数での和アロマレッスンでは、イグサの香り漂う和室も使用します。
日本の伝統的な建材から揮発する成分が、私たちの健康増進に寄与している可能性を示唆する興味深い研究報告があります。
それを知ってから、ぜひ取り入れたいと思うようになりました。
清水邦義氏(九州大学農学研究院 環境農学部門 准教授)は、住環境における天然素材に注目しました。
畳の材料であるいぐさの香りを用いた実験により、いぐさの香りが
①副交感神経活動を有意に亢進させ、鎮静効果を有すること、
②睡眠効率(実際にからだと脳が休息して眠っていた時間/寝入ってから起きるまでの時間)が優位に高いこと、
を明らかにしました。
また、杉の無垢材と非無垢材(化学物質による接着、補強、着色を施した建材)の家での比較実験により、無垢材から揮発するセスキテルペンが、
①交感神経活動の上昇を抑制し、リラックス状態に導く、
②認知機能を改善させる、
③睡眠の質を高める、
④インフルエンザウィルスの感染性を低下させる、
ことを明らかにし、天然素材から揮発する成分を、私たちの健やかな生活に活用できる可能性を示唆しています。
なお、清水氏の実験によると、いぐさの香りの主要成分はヘキサナールで、無垢材から揮発するのは主にセスキテルペンです。
モノテルペンは木材の乾燥中に揮発しますが、セスキテルペンは乾燥材の主要揮発成分として、高温多湿の夏には揮発量を増やしながら長年にわたり揮発します。
またジテルペンは主に乾燥材に残り、抗菌、防ダニ、防シロアリ効果等に寄与してます。
アロマテラピーを楽しむ空間もまた健康効果が期待できるものになるのではないかと思います。
ぜひ、新サロンをお楽しみになさってください。
<京都御所南の現在のサロンでの営業は継続します>