「植物のちから」講座で植物のパワーと生きる智慧に感動!
本物と上質を求める大人のためのアロマテラピーサロン「アロマテラピー&リラクセーション Shinoa」のブログにお越しくださってありがとうございます。
「薬日本堂漢方スクール」主催の「植物のちから【導入編】」受講しました。
講師は、(元)神戸薬科大学薬用植物園や塩野義製薬の植物園の顧問である沖和行氏。
植物への愛と知識がほとばしるような講義で、予定時間の90分をはるかにオーバー!
ワクワクの2時間でしたが、中でも私が面白い!と感じた3点。
★植物の形には理由がある!
香りや色は、動けない植物がその場に居ながらにして生き延びる工夫であり、虫や他の動植物へのメッセージであることは知っていました。
アロマテラピーで使用する精油はまさにそれ。
そして、形もまたそうなんですね。
一見変わった形を持つ花も、虫との共存共栄のためのであったり、種を効率よく遠くに運ぶくふうであったり。
特に面白かったのは、自然界の法則「フィナボッチ数列」。
漠然と葉を出したり花を組み立てたりするのでなく、成長するうえでこの法則を用いるんだそう。
それによって、重ならず太陽の日を浴びることができるなど、生きるために有利で理にかなった形を作りだすのです。
私の大の苦手である数学の、複雑な方式を使っているなんて!
すごいぞ、植物 😮
例・ひまわりの種の配列
★高山植物は紫外線や寒さなど厳しい条件の中育つので、薬効が強いものが多い。
厳しい中を生き抜くために様々な成分を作り出すのですね。
それを山岳信仰の行者さんが広めたんだそうです。
例.イブキジャコウソウ 風邪、強壮に効果
★草木染は身にまとうことで薬効が期待できる
植物は染料として使えるものも数多くあります。
私は単に繊維を着色するのに使えるということだとおもっていました。
しかし、それだけでなく、身にまとうことで薬効が期待できるんだそうです!
例えば、紅花染の肌着を着ることで血行促進が期待でき、冷え性によいなど。
例.ベニバナ 血行促進、冷え性
沖先生は、植物の魅力を伝える現地イベントも開催されているそうですよ!
六甲鉱山植物園の「ぶらぶらガイド」は次回は3月11日(土)に、
神戸市立森林植物園の「森の薬箱」は次回は、3月26日(日)に、
開催予定なのだとか。
まだまだ肌寒い季節ですが、植物たちは着々と春支度を整えているのでしょうね。
私もぜひ一度参加したいです。
植物のパワーとすごさを実感できる楽しい講座でした😊