自動車メーカーに匂いの専門職がいる!~快適な匂いニーズの高まり
自動車メーカーに匂いの専門職がいる!~快適な匂いニーズの高まり
本物と上質を求める大人のためのアロマテラピーサロン「アロマテラピー&リラクセーション Shinoa」のブログにお越しくださってありがとうございます。
突然ですが、「車室内空気質テクニカルエキスパート」って、どんな仕事だと思われますか?
日産自動車でこの肩書を持って勤務されている井野さんは、開発した車のにおいに異常がないかを確認する仕事をされているそう。
座席、天井、ダッシュボード、床・・・
40分かけて匂いを確認するのですが、鼻は匂いになれてしまう(嗅覚の順応)という特徴があります。
なので、一か所の匂いを確認すると、休憩室に移り、自分の肘を嗅いでリセットするそうです。
そして、さらに、室内の温度を変えたり、強い光を照射したりして条件を変えて匂いを確認されます。
生産を開始する前に、年に300台の新車の匂いをチェックするという井野さんは、感覚を鈍らさないために、鼻のケアをしたり、刺激物、お酒も避けるなど日々の努力を怠たらないと言います。
日産が、におい専門の担当を置いたのは7年ほど前。
快適な匂いへのニーズが、年々高まっているからだそう。
自動車メーカーは、いかに快適な車内空間を提供できるかが車の商品力になるということで、社内の匂いも重要な要素と考えているようです。
「匂いは無意識に人の心に入り込み、記憶と結びつくもの。
車で過ごす楽しさや喜びを感じてもらえるような匂いを探求していきたい。」
と井野さんは語っていました。
最近、匂いの持つ力に注目している企業は少なくないようです。
ホテルなどでもエントランスに、ホテルのコンセプトに合う香りを漂わせていることがよくあります。
日産自動車も、もう一歩踏み込んで、新車の購入者さんに、その方のお好みに合わせたオリジナルの香りをプラスして納車してはどうでしょうか。
香りは合成香料ではなく、天然精油で作ることがポイントです。
アロマテラピー&リラクセーションShinoaでは、事業者様向けにブランドイメージに合ったオリジナルの香りを創る仕事を承っています。
ご関心をお持ちの方はお気軽にご連絡ください。
<参考:2022年7月11日朝日新聞夕刊記事「凄腕仕事人」>